「2週間天気」このまま一気に季節は春? 寒の戻りは? スギ花粉のピークにも突入(気象予報士牧良幸 2022年02月27日) - tenki.jp

「2週間天気」このまま一気に季節は春?　寒の戻りは?　スギ花粉のピークにも突入

2022年02月27日06:10

3月5日(土)ごろまでは、全国的に気温は平年並みか高い所が多く、4月並みの所もあるでしょう。3月に入るとスギ花粉の飛散のピークを迎える所が多くなります。スギ花粉で症状の出る方は万全の対策を。6日(日)ごろからは寒気が流れ込み、寒の戻りがあるでしょう。

1週目　28日～3月6日　4月並みの暖かさの所も

28日(月)～3月5日(土)にかけては、気温が全国的に平年並みか高い予想です。3月1日(火)の東京の最高気温は、18度予想で、4月上旬並みの暖かさとなるでしょう。日中は厚手の上着がいらないくらいの陽気でも、朝晩はまだ冷えます。脱ぎ着しやすい服装を選ぶなど、上手に調節なさってください。

天気は春の特徴でもある短い周期で変化しそうです。日本付近を前線や気圧の谷が通過する、3月1日(火)ごろや5日(土)ごろに、広い範囲で天気が崩れるでしょう。ただ、いままで雪マークがついていた、北海道や北陸でも、傘マークになり、雨や湿った雪になりそうです。今シーズは例年と比べ、雪の量が多くなっている地域もあります。雪崩や屋根からの落雪等に十分に注意してください。

広くスギ花粉の飛散のピークを迎える

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3月に入ると九州から東北の広い範囲で、スギ花粉の飛散のピークを迎えるでしょう。これまで、花粉の量があまり多くなかった地域でも、一気に飛散量が多くなる恐れもあります。スギ花粉で症状が出る方は、最新の情報を確認して、万全の対策でお過ごしください。

花粉が飛びやすい条件には「晴れて気温の高い日」「空気が乾燥して風が強い日」「雨上がりの翌日や気温の高い日が2～3日続いたあと」などがあります。これらに該当する日は特に注意してください。

2週目　7日～12日　寒の戻り　気温の変化に注意

6日(日)ごろから寒気が流れ込み、10日(木)ごろまでは気温は平年より低くなるでしょう。北海道では再び真冬日(一日を通して気温が0度未満)となり、関東から九州でも最高気温が一桁の日がありそうです。3月1日(火)の最高気温が18度予想の東京は、一週間後の8日(火)は8度の予想です。気温差が10度もあり、体に堪える寒さとなりそうです。

11日(金)からは気温が平年並みか高く、まだ先にはなりますが、12日(土)は最高気温が20度に迫る所もあるでしょう。この2週間は、「一日の気温の変化」と「日ごとの気温の変化」が大きくなりそうです。服装や室内の温度管理などの対策をして、体調管理に努めてください。