2021/06/08 10:20 ウェザーニュース
週末にかけて西から前線が接近してくるため天気は下り坂となります。天気痛予報では後半に広く「注意」や「警戒」となる予想ですので、影響を受けやすい方は早めに対策をしておきましょう。
ただ、週末にかけては西から接近してくる前線や低気圧の影響で天気は下り坂となります。12日(土)からは九州から雨が降り出し、13日(日)から14日(月)にかけて全国的に天気が崩れる予想です。この影響で天気痛ランクは「注意」や「警戒」となるところが多くなります。
急に痛みや不調を感じたら早めにマッサージなどで対策をしておくといいでしょう。
ご自身の体調変化などのパターンと照らし合わせて、天気痛が発症する前に予防薬やマッサージなどで対策をしてみてください。
特に気温・湿度については、「暑い・寒い」、「湿っている・乾燥している」など、日々の体感で変化を感じられますが、気圧の変化についてはなかなか体感で感じることができません。
ウェザーニュースの天気痛予報は、原因となる気象要素の中でも、肌で実感しにくい気圧の変化に着目して天気痛の予測ロジックを組み立てています。
大気潮汐を分かりやすく説明すると、昼間に太陽光で大気が温められることや日没後に冷やされることなどよって発生する周期的な気圧変化の事を指し、図のように1日2回、気圧のアップダウンを繰り返す半日サイクルの変動の気圧変化となります。
この周期はヒトの生体リズムの周期と一致している可能性があり、(1)の天気図レベルの気圧変動と比較すると1/1000レベルの変化となっていますが、天気痛の引き金となります。
この変化は一般的に9時頃と21時頃に高く、3時頃と15時頃に低くなります。低気圧や台風などが存在しない時でも気圧の変動幅は数hPa程度あるようです。
このアップダウンの変動の幅が平均的な状態より大きくなった時にも天気痛発症のリスクが高まるということもこれまでの調査から分かっています。
最後に、微気圧変動と呼ばれるもので先ほどの大気潮汐よりも小さな変化となり、(1)の天気図レベルの気圧変動と比較すると1/10000レベルのごく微小な変化に相当するものです。
微気圧変動の例としては、低気圧接近時や積乱雲の発生時、山越えの気流の影響で発生します。
微気圧変動に伴う気圧変化量1hPa以下で、継続時間は数分から数十分程度と短いですが、発生すると1日に複数回押し寄せるパターンが多いです。
上記2パターンよりも小さく細かい振動ですが、天気痛に敏感なセンサーをもった方はこのような微小な変化でも影響があると考えられています。
ウェザーニュースがこれまでにユーザーの方々と幾度も検証を行った結果、「気圧の変化が通常のパターンからずれた時」に、頭痛や関節痛などの天気痛を感じる方が多いことが分かっています。
天気痛予報の中では、天気痛が発症するリスクを6日先まで、“警戒”“注意”“やや注意”“安心”の4 ランクで表示し、変化を確認することができます。
日頃からそのような症状に悩まされている方は、この先も注意が必要です。
June 08, 2021 at 08:20AM
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【天気痛予報】週末にかけて天気下り坂 頭痛などの天気痛対策を万全に - ウェザーニュース
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