NST新潟総合テレビ
清水祥太気象予報士がお伝えする<お空にタッチ> 15日も、だいたいこの時期らしい気温で過ごしやすく感じられましたが、今年はこの秋らしさを感じる期間が短いかもしれません。 というのも、先週気象庁から「ラニーニャ現象が発生したとみられる」という発表がありました。 《ラニーニャ現象とは》 地球の真ん中、赤道付近で南米沖の海面水温が平年より低くなる現象です。 そして日本の西の方では高気圧ができやすく、この高気圧の縁を回って、冷たい空気・寒気が流れ込んできやすくなるんです。 今のところ10月まで平年より気温が高い傾向ですが、その後一転、寒くなるおそれが。このため、快適な秋が短くなる可能性があるのではないかと考えています。 ちなみに、このラニーニャ現象は冬にかけて続く可能性が高いですが… 近年、冬にラニーニャ現象が起きていたのが2017年~2018年のシーズンで、覚えている方も多いと思いますが、厳しい冬でした。普段、比較的雪が少ない新潟市でも記録的な大雪に。 今後、天気や気温が極端に変化する可能性があるので、今後の気象情報にご留意ください。 【16日の天気】 日本海の高気圧の範囲内なので、佐渡や上・中・下越の平地を中心に晴れ間がありそうですが、一方で関東の東に小さな低気圧が発生しているため、暖かく湿った空気が流れ込みやすい山沿いで午後から雲が広がり、雨が降りやすくなっています。 同時に雷を伴いやすくなっていますから、急な雷雨に注意となりそうです。 【16日の天気のポイント】 山沿いを中心に午後は雷雨に注意。一方、局地的に真夏日となる可能性あり。体調管理にもお気をつけください。
September 15, 2020 at 05:08PM
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