仕事においてもプライベートにおいても、待ち合わせ場所の位置確認など、地図アプリを利用する機会は多い。そんななか、iPhone標準の「マップ」アプリが2020年8月のアップデートを経て、使い勝手が飛躍的に向上しているのをご存知だろうか。
最大の進化ポイントのひとつは、地図情報の精細化だ。これまではズームしても歩道までは表示されなかった公園内のような場所でも詳細まで表示されるようになったり、マップ上で目印となるランドマークも増え、地図としての基本性能が高まった。
また、Apple版ストリートビューともいえる「ルックアラウンド」機能が日本でも使えるようになったので、ほかのアプリとの連携など、マップアプリの便利機能を使い方とあわせて紹介しよう。
極めてシンプル。「マップ」の基本的な使い方
「マップ」アプリの使い勝手は極めてシンプルだ。アプリを開くと現在地が表示される。矢印アイコンをタップするごとに、現在自分が向いている方向とノースアップ(北が上方向)に切り替えができる。進むべき方向や目的地との位置関係がわかりやすく便利だ。
もちろん、ピンチイン/ピンチアウトで地図の拡大縮小や、スライドで動かすこともできる。検索窓に住所や施設名を入れて検索し、そこへ行くためのルートや所要時間を表示したり、クルマや徒歩、交通機関を選択し[出発]をタップすれば、音声でのナビゲーションも利用できる。さらに、自分の現在地や目的地をすばやく相手に共有する機能もあり、地図アプリとしての基本機能は十分備わっている。
ほかのアプリやガジェットと連携。「マップ」ならではの便利な機能
・Apple Watchと連携
iPhone標準アプリならではの便利機能としては、Apple Watchとの連携が挙げられる。ナビゲーション利用時に出発ボタンを押すと自動的にApple Watchにリンクし、曲がり角ではApple Watchが直前にバイブ振動で通知。
また曲がる方向が複数あるときもApple Watchの画面の表示を見てすぐわかる。つまり、iPhoneをカバンから出さなくても目的地までApple Wacthがナビゲーションしてくれるというわけだ。
・予定確認からそのままナビへ。「カレンダー」アプリと同期できる
予定を登録するときに場所も一緒に登録すると、カレンダー上に小さなマップが表示される。
その小さなマップをタップすると「マップ」アプリが立ち上がり、現在地から目的地までの移動時間が表示され、そのままナビすることもできる。交通手段も選べ、急ぎを伴う移動でもスマートに案内してもらえるはずだ。
・到着時の天候は?「マップ」で表示している場所の天気予報を見られる
「マップ」アプリの設定で気象情報がオンになっていれば、地図上に表示されている地域の現在の天気が右下に表示される。それを長押しすると、現在から1時間ごとの天気予報を確認することもできる。
さらにタップすると「天気」アプリが開き、10日間の天気予報が表示されるので、旅行や出張などで遠方の地域に行く際に便利だ。また大気汚染のレベルが分かる「空気質指数」も同様に表示させることが可能だ。
・3D機能を大幅アップデート。バーチャルフライトができる「Flyover」
「Flyover」機能を使えば、3Dで再現された精緻なマップ上を空中からのアングルで眺めることができる。世界の主要都市や人気の観光スポットのみ対応しており、日本では東京、大阪、長崎などの13カ所が利用できる(2020年9月時点)。
対象になっている都市を検索した時に表示される[Flyover]ボタンをタップすると画面が切り替わり、街が3D表示される。スマホを動かすことで360°見わたすことができるので、普段あまり目にすることのない風景を楽しむことができる。さらに[都市のツアーを開始]をタップすると、その都市のさまざまなスポットを自動で案内してくれるので、気軽に旅行気分を味わうことも可能だ。
ほかにも、使ってみると便利な機能が多数
・目的地の周囲を見わたせる「ルックアラウンド」機能が追加
「ルックアラウンド」は2020年8月に追加された、指定した場所の実際の画像を確認できる新機能だ。
マップを拡大表示すると、対応エリアなら双眼鏡のアイコンが右上に表示され、タップするとルックアラウンド機能が使える。タップで前進、スワイプで視点の方向を変えられるほか、地図上をスワイプすることでも移動も可能。現時点(2020年8月)では東京や大阪、名古屋、京都など、大都市圏が中心の対応になっているが、この先、順次対応エリアが拡大していくことを期待したい。お店の場所確認などにも重宝するだろう。
・行きたい場所やお気に入りの場所を事前登録できる「コレクション」機能
「コレクション」機能は、最初に場所を登録するリストを作成して、そこにお気に入りの場所が追加できる機能だ。
マップの下部をスワイプアップすると表示される[+新規コレクション」をタップし、[リスト]に名前をつけて[作成]をタップすることで、まずリストを作成する。
リストから[+場所を追加]をタップし、場所を選ぶと登録ができる。また、場所の詳細情報からも[コレクション]に追加することが可能だ。
こうして追加した場所をタップすると、詳細情報や現在の場所からの経路などを閲覧できる。ひとつのリストに複数の場所を登録できるので、旅先の気になる観光地や、行ってみたいお店、あるいは営業先リストなど、プライベートからビジネスまで役に立つことだろう。
使いやすい地図アプリへの進化
ライバルが数多くいる地図アプリのなかで、iPhoneの標準「マップ」もさまざまな機能を追加して、使い勝手の質を高めている印象だ。とりわけApple WatchやSiri、「カレンダー」などとの連携機能は、純正ならではの強力な利用メリット。シームレスに連携し、ストレスなく活用できるのは使ってみてとても便利だった。日々利用機会の多い地図アプリだからこそ、少しでも便利な機能に興味がある人は、ぜひ試してみてはいかがだろうか。
September 23, 2020 at 08:02AM
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