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富士山の笠雲が拡大 天気下り坂のサイン - ウェザーニュース


笠雲は富士山のような独立峰の山頂付近に現れる雲で、山が笠を被っているように見えることから笠雲と呼ばれます。
・上空の風が強い
・湿った空気が存在する
という気象条件の時に発生しやすくなります。

強い風が山にぶつかると、両側や上方に風の流れが変わります。空気が湿っていると、空気が山にぶつかって持ち上げられると膨張して冷えることで雲ができ、山頂の風下側では再び空気が下ることで空気が暖まって雲が消える、という原理で山頂付近にだけ雲ができるのです。

時間が経過しても空気の流れは急には変化せず、風が上昇する過程で雲が出来て、風が下降する過程で雲が消えていくという現象を絶え間なく繰り返すことによって、同じ場所で雲が止まって見えるのです。

今日の静岡県や山梨県は夕方頃になると雨が降り出す予想となっており、この笠雲は天気下り坂のサインと言えます。富士山頂付近では雪になり、週明けの明日24日(月)はさらに厚く雪化粧をした富士山が見られそうです。
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January 23, 2022 at 11:06AM
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