あす8月1日も天気急変に注意所々で雷雨東海や甲信を中心に滝のような雨も(気象予報士戸田よしか 2021年07月31日) - tenki.jp

あす8月1日も天気急変に注意　所々で雷雨　東海や甲信を中心に滝のような雨も

2021年07月31日16:16

あす8月1日(日)も大気の状態が不安定。あちらこちらで雷雲が発達。滝のような非常に激しい雨の降る所も。

1日(日)　蒸し暑い空気の流入続く　上空には冷たい空気

8月1日(日)も、局地的な大雨や、落雷、突風に注意が必要です。
夏空をもたらす高気圧(太平洋高気圧)の張り出しが弱く、暖かく湿った空気が次々と流入。さらに、ここ数日、上空に流れ込んでいる冷たい空気が、あすも居座るでしょう。地面付近と上空との気温差が大きく、大気の不安定な状態が続きます。
東北南部～中国・四国と、沖縄は、強い日差しが照り付けますが、変わりやすい天気です。早い所では午前中から雨雲が湧いてきて、午後はあちらこちらで雨や雷雨に。道路が川のようになるほど激しく降るおそれもあります。東海や甲信を中心に、1時間50ミリ以上の滝のような雨の降る所もあるでしょう。アンダーパスなど低い所を通る道路は、あっという間に冠水する危険性があります。また、川や用水路は、その場では晴れていても、上流や周辺で降った大雨の影響で急に流れが速くなるケースがあるため、むやみに近づかないようにしてください。落雷や突風にも注意が必要です。「昼間でも真っ黒な雲が近づく」「ヒンヤリした風が吹く」「ゴロゴロという音が聞こえてくる」といった、雷雨のサインに気を配りましょう。
九州、東北北部、北海道は、雨の降り方が少し異なります。
九州は、西から近づく気圧の谷の影響が加わり、きょうよりも湿った空気の流入が強まるでしょう。一日を通して雲が多く、雨が降ったりやんだり。北部は昼頃まで、南部は午後、雷雨になる所や、雨脚の強まる所がありそうです。
東北北部と北海道は、太平洋沿岸を進む低気圧や前線の影響を受けるでしょう。東北北部は曇りや雨の一日で、太平洋側ほど雨の降る時間が長くなりそうです。北海道は夕方から太平洋側を中心に雨が降るでしょう。

その先も　連日のように所々でにわか雨

その先一週間も、安定した晴れの日はなさそうです。
2日(月)以降は、上空の冷たい空気は離れていく見込みです。ただ、相変わらず、夏の高気圧の張り出しが弱く、雨雲の元となる湿った空気が流れ込むでしょう。
全国的に、日差しはあっても雲が広がりやすく、スッキリしません。気温の上がる午後を中心に、あちらこちらでにわか雨があるでしょう。
急な雨だけではなく、暑さにも要注意。日中は広く30度を超え、35度前後の日が続く所も。夜も気温があまり下がりません。体に疲れが溜まっていたり、睡眠が不足していたりすると、熱中症のリスクがいっそう高まります。エアコンや扇風機、暑さ対策グッズなどを活用しつつ、無理のないようにお過ごしください。