2023/02/01 11:03 ウェザーニュース
天気痛による急な体調不良が懸念されます。対策のために薬を服用されている方は事前に準備をしておきましょう。
低気圧や高気圧が通過 気圧の変動大
その後も週後半にかけては、北日本ではたびたび低気圧が通過する影響で、関東などでは低気圧と高気圧が交互に通過したり、沖合にできるシアーラインの影響で、気圧の変動が起こりやすくなります。そのため、週末にかけての天気痛のランクは「警戒」や「注意」が多く、天気痛をお持ちの方は症状が出やすい状態が続く見込みです。
また、この先一週間は気温変化も大きくなります。寒暖差によって身体へのストレスがたまりやすくなるため、体調不良にも注意してお過ごしください。
>>ピンポイント週間天気予報
この先も「注意」や「やや注意」が続く
天気痛は「気圧」がポイント
特に気温・湿度については、「暑い・寒い」、「湿っている・乾燥している」など、日々の体感で変化を感じられますが、気圧の変化についてはなかなか体感で感じることができません。
ウェザーニュースの天気痛予報は、原因となる気象要素の中でも、肌で実感しにくい気圧の変化に着目して天気痛の予測ロジックを組み立てています。
(2)1日2回、ほぼ決まった時間で繰り返す気圧のアップダウン(大気潮汐)
大気潮汐を分かりやすく説明すると、昼間に太陽光で大気が温められることや日没後に冷やされることなどよって発生する周期的な気圧変化の事を指し、図のように1日2回、気圧のアップダウンを繰り返す半日サイクルの変動の気圧変化となります。
この周期はヒトの生体リズムの周期と一致している可能性があり、(1)の天気図レベルの気圧変動と比較すると1/1000レベルの変化となっていますが、天気痛の引き金となります。
この変化は一般的に9時頃と21時頃に高く、3時頃と15時頃に低くなります。低気圧や台風などが存在しない時でも気圧の変動幅は数hPa程度あるようです。
このアップダウンの変動の幅が平均的な状態より大きくなった時にも天気痛発症のリスクが高まるということもこれまでの調査から分かっています。
(3)周期性のある小さな気圧変動
微気圧変動の例としては、低気圧接近時や積乱雲の発生時、山越えの気流の影響で発生します。
微気圧変動に伴う気圧変化量1hPa以下で、継続時間は数分から数十分程度と短いですが、発生すると1日に複数回押し寄せるパターンが多いです。
上記2パターンよりも小さく細かい振動ですが、天気痛に敏感なセンサーをもった方はこのような微小な変化でも影響があると考えられています。
参考資料など
February 01, 2023 at 09:03AM
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頭痛などの天気痛に注意 低気圧が発達しながら通過中 - ウェザーニュース
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