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春先の頭痛や肩こり…その症状は「天気痛」? 専門家に聞く対処法 - 毎日新聞


気圧の変化による頭痛や肩こりなどの体調不良は「天気痛」と呼ばれる=ゲッティ 拡大
気圧の変化による頭痛や肩こりなどの体調不良は「天気痛」と呼ばれる=ゲッティ

 急な気圧の変化に伴って頭痛や肩こりなどの症状が出る「天気痛」がSNS(ネット交流サービス)で話題になっている。寒暖差の大きい春先に出やすいと言われるが、対処法はあるのだろうか。専門家に聞いた。【安藤龍朗】

 <爆弾低気圧のせいか頭痛がー吐き気がー><どうも調子が悪くて体がだるいと思ったら、今日爆弾低気圧かよ…>

 西日本から東日本の広い範囲で雨に見舞われた19日、X(ツイッター)では体調不良を訴える投稿が相次ぎ、「爆弾低気圧」という言葉が一時トレンド入りした。

 爆弾低気圧は冬場に日本付近で急速に発達した低気圧を示す気象用語。Xの投稿は誤用とみられるが、気圧の変化に伴う天気痛を感じた人たちが反応したもようだ。

 気象情報サイト「ウェザーニュース」が発表した「天気痛予報」では、全国主要11都市のうち、札幌、仙台、東京、新潟、金沢、名古屋、大阪、広島、高知の計9都市で、19~20日は最高レベルの「警戒」となった。

佐藤純・愛知医科大学客員教授 拡大
佐藤純・愛知医科大学客員教授

 愛知医科大学病院の専門外来などで天気痛の診療をしている佐藤純客員教授によると、症状で最も多いのは頭痛だ。その他、首や肩のこり、眠気、倦怠(けんたい)感、ふらつきなどの症状が出る場合もあるという。

 天気痛が起きる要因は三つある。まず、一日の間で気圧の変動幅が通常よりも大きい場合だ。寒暖差が大きい時期は特に影響が出やすいという。

 次いで、台風や低気圧が接近して小さな気圧の変動が繰り返される場合も、耳の奥にある内耳が反応して体調を崩しやすくなる。さらに、低気圧の通過後など気圧が大きく変化する際も影響を受けるという。

 天気痛が起こりやすいシーズンについて、佐藤さんは「春先に症状が出ることが多いです。寒暖差が大きく、気圧が不安定になりますからね。台風が多い秋も患者さんにはつらいシーズンです」と説明する。

 天気痛による不調を予防・解消する方法として、佐藤さんが勧めるのは「くるくる耳マッサージ」だ。

(1)親指と人さし指で両耳をつまみ、上下と横に5秒ずつ引っ張る

(2)耳を横に軽く引っ張りながら後ろに5回まわす

(3)耳を包むように5秒ほど折り曲げる

(4)手のひらで耳全体を覆い、後ろ方向に円を描くように5回まわす

 佐藤さんは「内耳の血流を良くして、自律神経を整えると、天気痛の予防や改善につながります。早めに寝たり、ゆっくりお風呂に入ったりすることも良いですね」とアドバイスしている。

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February 19, 2024 at 06:02PM
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