2週間天気花冷えから春本番花粉飛散が盛んに北国は雪解け洪水や雪崩に注意(気象予報士高橋則雄 2022年04月01日) - tenki.jp

2週間天気　花冷えから春本番　花粉飛散が盛んに　北国は雪解け洪水や雪崩に注意

2022年04月01日12:11

この先の2週間は、寒の戻りから春の暖かさに。東北から関東、東海は土曜日が最も肌寒く、近畿から沖縄は、今週から月曜日ごろにかけて気温が低め。次第に春本番の陽気になる所が多い。花粉の飛散が大量に。積雪地帯では雪解けによる洪水に注意し、雪崩にも引き続き注意を。

天気のポイントは?

この先の2週間は、北海道は晴れる日もありますが、7日頃は発達する低気圧の影響で雨、標高が高い所では雪が降り、12日から14日も各地で雨が降るでしょう。
東北と北陸は晴れる日が多くなりますが、4日頃と8日から9日、14日頃に雨が降る見込みです。標高が高い所では雪まじりの所もあるでしょう。
関東から東海、近畿と四国では、本州の南を進む低気圧と前線の影響で、早い所では3日から雨が降りだし、4日から5日にかけて雨が降りやすいでしょう。その後は高気圧に覆われて晴れる日が多くなりますが、14日頃は雨の降る所がある見込みです。
中国地方と九州は高気圧に覆われて晴れる日が多い見込みですが、7日から8日と14日頃は曇りや雨になるでしょう。
沖縄では、高気圧に覆われる日と前線の影響を受ける日とが交互に現れて、4日頃までと10日から11日は雨が降る見込みです。

気温の傾向　寒の戻り　のち　春本番の陽気

北海道は、この時期としては気温が高めになる日が多いでしょう。
東北や北陸では、寒の戻りが2日までの所が多く、3日の日中からは和らぐでしょう。その後は春本番の暖かさの日が多い見込みです。
北国の春は、気温の高さと雨や湿った雪で、雪解けが進みます。雪崩への注意とともに、中小河川の増水や農業用水の水位の変化に要注意です。
関東から近畿では日曜ごろまで、四国と中国地方や九州と沖縄では、月曜頃まで寒の戻りがありますが、その後は日中を中心に春が進みます。
関東から九州ではスギやヒノキの花粉に、引き続き注意警戒が欠かせません。
沖縄では、一年で最も過ごしやすいと言われる「うりずん」の季節ですが、25℃以上の夏日になる日がある一方で、20℃を少し超えるくらいの日もあるでしょう。紫外線が強くなっていますので、晴れた日の昼前後に照りつけるような日ざしには、ご注意ください。