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年末にかけて全国的に頭痛など「天気痛」に注意 - ウェザーニュース


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2021/12/24 16:40 ウェザーニュース

年末にかけての天気痛予報は、東京や大阪など各地で警戒ランクが広く出ています。

頭痛やめまいなどの天気痛による体調不良に注意が必要となるため、お薬が必要な人などは事前の対策をしておきましょう。

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週間予想天気図 26日(日)~31日(金)

26日(日)から28日(火)にかけては、今季最も強い寒気が流れ込むため日本海側では大雪や吹雪に警戒が必要となります。雪雲が流れ込み太平洋側でも影響がでるおそれがあります。さらに、寒気の影響で、27日(月)の朝は特に冷え込みが強まる見込みです。

気圧の変化だけでなく、気温の変化で体調を崩しやすくなるため注意が必要です。また、冬型で晴れる太平洋側では空気の乾燥対策も欠かせません。

寒気のピークを越えた後も、大晦日の31日(金)頃は再び寒気の流れ込みが強まる予想があります。今後の変化によりさらに天気痛予報のランクが悪化する可能性もあり、今後の予報も確認するようにしてください。

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晴れや雨などの天気の変化だけでなく、気温や湿度のほか気圧なども大きく関係していると言われています。

特に気温・湿度については、「暑い・寒い」、「湿っている・乾燥している」など、日々の体感で変化を感じられますが、気圧の変化についてはなかなか体感で感じることができません。

ウェザーニュースの天気痛予報は、原因となる気象要素の中でも、肌で実感しにくい気圧の変化に着目して天気痛の予測ロジックを組み立てています。

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一方で、天気図には明瞭に表現されることがないが天気痛を感じるパターンがあります。これは「大気潮汐」が関係している可能性があると考えられています。

大気潮汐を分かりやすく説明すると、昼間に太陽光で大気が温められることや日没後に冷やされることなどよって発生する周期的な気圧変化の事を指し、図のように1日2回、気圧のアップダウンを繰り返す半日サイクルの変動の気圧変化となります。

この周期はヒトの生体リズムの周期と一致している可能性があり、(1)の天気図レベルの気圧変動と比較すると1/1000レベルの変化となっていますが、天気痛の引き金となります。

この変化は一般的に9時頃と21時頃に高く、3時頃と15時頃に低くなります。低気圧や台風などが存在しない時でも気圧の変動幅は数hPa程度あるようです。

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このアップダウンの変動の幅が平均的な状態より大きくなった時にも天気痛発症のリスクが高まるということもこれまでの調査から分かっています。

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最後に、微気圧変動と呼ばれるもので先ほどの大気潮汐よりも小さな変化となり、(1)の天気図レベルの気圧変動と比較すると1/10000レベルのごく微小な変化に相当するものです。

微気圧変動の例としては、低気圧接近時や積乱雲の発生時、山越えの気流の影響で発生します。

微気圧変動に伴う気圧変化量1hPa以下で、継続時間は数分から数十分程度と短いですが、発生すると1日に複数回押し寄せるパターンが多いです。
上記2パターンよりも小さく細かい振動ですが、天気痛に敏感なセンサーをもった方はこのような微小な変化でも影響があると考えられています。

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December 24, 2021 at 02:40PM
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