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九州北部で「ハロ」が出現 天気の崩れはなし - ウェザーニュース


「ハロ」とは、暈(かさ)や日暈(ひがさ)とも呼ばれ、上空の高いところに太陽が透けて見えるくらいの薄い雲が広がっている時に、太陽の周りにボンヤリと見えるリング状の明るい部分のことを指します。
これは薄雲の中の氷の結晶によって、太陽の光が屈折されて、虹色や白っぽく見られるもので、視野半径角22度のところに現れます。
ハロは通常の虹とは違って上空の薄雲を構成する氷の粒によって太陽光が内側に曲げられて(屈折して)、光の強い部分が環状に見えています。プリズムを通った光が虹色に分かれるのと同じ原理です。

ハロと同じ太陽の中心から視野半径角22度のところに現れるのが「タンジェントアーク」で、太陽の上下に見られ、太陽高度によって形が変わる特徴があります。
太陽高度が低い時、太陽の上側に現れる上部タンジェントアークはV字型となります。太陽高度が上がるに連れて、水平に寝た状態へと変化。太陽高度が55度に達すると、上部と下部のタンジェントアークがつながって楕円形となり、「外接ハロ」と呼ばれるようになります。

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March 31, 2021 at 09:41AM
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