危機:気候変動
『天気の子』(2019年) 東京に暮らす主人公の帆高は、2021年、自分の身を犠牲にすることで天気をコントロールする「晴れ女」の陽菜に出会う。だが「有限の天然資源」である彼女は、力を途中で使い切ってしまうのだ。そして雨を止めるため、空を漂うしかなくなる。 2019年に公開されたこの映画だが、「日本アニメーション界の巨匠である新海誠は、幻想的に描かれた環境保護論を、わずか2年先の世界を通して語る」。 「未来に起きることだと思っていた事態は今まさに起きており、そして監督が脚本で提起する問題は、すでに現時点で重要な問題であることを示唆している──すなわち、地球温暖化、水位の上昇、そして避けがたい惑星の溺死という、十分な根拠に基づく懸念だ」 「陽菜が地球に戻ることで海が日本の大部分を飲み込むという予想外な結末は、むしろその方がいいのではないかと観客に提案する」 「私たちはあまりにも長い間、無謀な生き方をしてきた。その報いを受けるとするなら、私たちにできるのは自ら招いた運命を受け入れ、そのなかで平和を見つけようとすることなのかもしれない」 ■気候変動を考える ・2020年、世界の大気汚染レベルはパンデミック前を凌駕する酷さだった ・史上最大の北極調査団に激震「海氷が足元から音を立てて崩れていく…」 ・中国政府が本気で取り組む「新気象制御計画」はなぜ恐ろしいのか ・地球温暖化がなければ、世界の貧富の差はいまよりずっとずっと小さかった
January 06, 2021 at 05:00AM
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『天気の子』からも学べ─英「映画を観る限り、2021年はより最悪な1年になるかもしれない」(クーリエ・ジャポン) - Yahoo!ニュース
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