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「もしも天気予報アプリに…」美しすぎるアイデアに「実装希望」の声 辞書と合体「日本語の奥深さ知った」(withnews) - Yahoo!ニュース


空の画像に溶け込む言葉

「もしも天気予報アプリに、辞書みたいな機能が付いたら」。8月20日夜、そんな一文と共に、4枚の画像がツイートされました。 それぞれ早朝~昼、昼~夕方、夕方~深夜、深夜~未明の予報を記載。そして時間帯ごとに、次のような語句と、その解説文などが書かれています。  ・暁(あかつき) 太陽の昇る前の空が明るくなり始める頃のこと。今日の天気は晴れときどき曇りです。  ・炎天(えんてん) 焼け付くような真夏の天気のこと。現在、気温が高くなっています。熱中症に注意してください。  ・薄暮(はくぼ) 夕方の暗くなりかけた頃のこと。明日の天気は、一日を通して晴れの予報です。  ・星月夜(ほしづきよ) 晴れて星の光が月のように明るい夜のこと。現在、空気が澄んでいて、星が多く確認できます。  ――を。さんのツイッター(@Cokohore11) 背景には、朝焼けの中で隊列を組んで飛ぶ鳥の群れや、太陽の周りで渦を巻く筋雲など、多彩な表情を見せる空の画像が。美しい言葉と風景を眺めていると、心が洗われるようです。 「実際にアプリ化してほしい」「日本語表現の奥深さを知った」。閲覧者の多くが心動かされ、投稿には11万5千超の「いいね」がついたほか、リツイート数も2万を超えています(26日時点)。

iPhoneアプリがきっかけ

手がけたのは、を。さん(@Cokohore11)です。写真やテキストをコラージュし、一枚の画像にまとめる活動に取り組んでいます。作品の着想を得るきっかけは、普段愛用しているiPhoneでした。 「購入時点で内蔵されている天気予報アプリを使用した際、『辞書機能が付いていたら面白いな』と思い至ったんです」 四つの語句は、過去に制作し、時間帯を表す言葉を盛り込んだ「辞書っぽい作品集」から抽出しました。画像編集ソフト「Photoshop」で、自分で撮影した写真や、著作権フリーの素材と合成。休日を活用し、2日ほどで仕上げました。 またiPhoneアプリの世界観を壊さないよう、天気予報部分のロゴやフォントは、「原作」のデザインに近づけるよう心がけたといいます。

データを生かした創作に注力

元々、カメラを手に街を歩くのが好きだった、を。さん。新型コロナウイルスの流行以降、自由な外出が難しくなり、撮りためた写真データを生かす創作に力を注ぐように。今回の作品も、その一環なのだそうです。 制作にあたり意識したのは「自分が好きなものを作る」ということ。色みや明るさも印象的ですが、こちらは感覚を基に調整しています。 一連の画像が数多くの人々の目に触れ、アプリ化を期待する声も上がったことについては、こう語りました。 「見て頂いてありがとうございます。以前、自分の作品がアプリになったことがあるので、僕もひそかに期待しています」

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August 26, 2020 at 05:00AM
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