2週間天気 7日は立秋 秋とは名ばかり 猛暑や熱帯夜 台風シーズン 南海上の状況
2022年08月04日11:52
7日は立秋です。暦の上では秋ですが、向こう2週間は不快な暑さが続くでしょう。日本の南で、近々、台風が発生する可能性がある雲は、今はみられません。ただ、8月は台風シーズンです。
5日~11日 東北や北海道は曇りや雨の日多い 降水量が多くなる可能性
東北から北海道付近は、曇りや雨の日が多い見込みです。特に9日頃は、雷を伴って雨脚が強まることがあるでしょう。来週後半も、雨が強まるタイミングがある見込みです。降り始めからの降水量が多くなる可能性があります。地盤が緩み、土砂災害などに注意、警戒が必要になることもあるかもしれません。
7日は立秋 例年同様に秋とは名ばかり 夜も不快な暑さ続く
7日は、二十四節気のひとつ、立秋です。暦の上では、秋になりますが、例年でも8月上旬から中旬は、1年で最も気温が高い時期です。今年も、秋とは名ばかり、残暑は厳しいでしょう。
12日~17日 九州~関東は局地的な雨や雷雨 不快な暑さ続く
九州から関東では、強い日差しが照り付けることがあり、午後を中心に雨雲や雷雲が発生しやすい見込みです。
東北や北海道付近は、曇りや雨の日が多く、本降りの雨になることもあるでしょう。
九州から関東を中心に、不快な暑さが続く見込みです。
不快な暑さ・雨雲や雷雲が発生しやすい原因
向こう2週間も、ベンガル湾から東南アジア域の対流活動は活発な見込みです。南シナ海の発達した雲は、熱帯低気圧の雲で、今後もこの海域で、熱帯低気圧が発生する可能性があります。
ベンガル湾から東南アジア域で、対流活動が活発であるため、日本の南や南西諸島付近で、太平洋高気圧の西への張り出しが強まります。日本付近では、太平洋高気圧の勢力が強い状態が続くでしょう。
日本付近では、北は気圧が低く、南が気圧が高い南高北低の気圧配置になるため、暖かい空気が流れ込みやすいのです。不快な暑さと、雨雲や雷雲が発生しやすい原因の一つです。
8月は台風シーズン 南の海上の状況 今後の見通し
日本の南で、近々、熱帯低気圧が発達したり、台風が発生する可能性がある雲は、今はみられませんが、気になることもあります。
アリアナ諸島近海の上空には、寒気が入っています。これは偏西風の北から落ち込んできた寒気で、夏はこのようなことがよくあります。
今年は、上空で寒気が太平洋熱帯域に入ってきやすいことが特徴です。熱帯の上空の寒気周辺では、熱帯低気圧、場合によっては台風が発生することがあります。
熱帯の上空の寒気が、偏東風に流されて、日本に近づくと局地的な雷雨をもたらすこともあります。
8月は、台風発生数が平年で5.7個と、年間で最も多い月です。これから台風シーズンに入りますので、今後、南の海上の雲の様子に注意が必要です。
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