1か月予報 ゴールデンウィークは晴天続かず 沖縄の梅雨入りは?
2022年04月21日18:51
ゴールデンウィーク前半にかけて、本州付近に前線が停滞しやすく、晴天は続かないでしょう。ゴールデンウィーク後半は前線が南下し、このタイミングで沖縄や奄美が梅雨入りする可能性もあります。
1週目(4月23日~4月29日) 気温は全国的に高い 熱中症に注意
天気の特徴は、九州から近畿、東海、北陸、関東甲信では、平年に比べて晴れの日が少ないことです。降水量は、九州から関東甲信付近で平年より多いでしょう。
平均気温は、全国的に平年より高い見込みです。奄美、九州から東海は、この先10日間程度は、気温がかなり高くなる可能性があるとして、気象庁は早期天候情報を発表しています。曇りや雨の日でも、空気がヒンヤリすることはなく、蒸し暑く感じられそうです。まだ身体が暑さに慣れていない時期です。適切にエアコンを使用するなど、熱中症にご注意ください。
2週目(4月30日~5月6日) ゴールデンウィークは晴天続かず
この期間は、天気の特徴は、九州から近畿、東海、関東甲信では、平年に比べて晴れの日が少ないことです。降水量は、九州から東北付近で、平年より多い傾向があります。ただ、ゴールデンウィークの後半ほど、晴れ間が出る所が多いでしょう。
平均気温は、沖縄・奄美、九州から近畿は、平年より高いでしょう。東海や北陸、関東甲信は、平年並みか高い見込みです。期間を通しては高温傾向ですが、ゴールデンウィーク後半になると、季節先取りの気温はおさまるでしょう。東北や北海道は、平年並みの見込みです。
3~4週目(5月7日~5月20日) 天気は周期変化
この期間は、全国的に天気は数日の周期で変わる見込みです。九州から近畿、東海、関東甲信では、平年と同様に晴れの日が多くなるでしょう。
平均気温は、沖縄・奄美、九州から近畿、東海、北陸、関東甲信は、平年並みか高いでしょう。東北と北海道は、平年並みの見込みです。
今年の梅雨入りどうなる?
今年の沖縄・奄美の梅雨入りは、例年のように前線が北上して梅雨に入る、というパターンではないかもしれません。というのも、ゴールデンウィーク前は、本州付近は梅雨のはしりに近い気圧配置になる、という表現をしましたが、これは、日本の東の高気圧の勢力が平年より強いため、例年でいう梅雨のはしりの時期の前に、前線が本州付近に停滞しやすいということです。ゴールデンウィークの後半は、日本の東の高気圧は勢力を弱め、前線が南下するでしょう。これが、沖縄・奄美の梅雨入りのひとつのタイミングになるかもしれません。
ちなみに、九州南部の平年の梅雨入りは、5月30日ごろです。6月にかけて、日本の東の高気圧は勢力を強めやすいでしょう。今年の梅雨前線の北上は、例年より早い可能性もあります。
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