2021/04/01 15:05 ウェザーニュース
ウェザーニュースでは、アプリやサイトなどを通じて精度の高い天気予報を提供することを使命と考えて、日々予報精度の改善に取り組んでいます。
2021年2月の精度実績を、ウェザーニュース予報精度改善チームの気象予報士 宇野沢が解説します。
(※1)気象庁の評価方法に準拠し、朝5時に発表された当日の天気マークを対象としています。
対象地点は発表官署の所在している一次細分区域内のアメダスで、1日の積算降水量が1.0mm以上となった場合を「降水あり(雨雪)」としています。
一方で、降水捕捉率のみを追求すると、雨予報が過多となり適中率は大幅に下がります。ウェザーニュースでは、高い適中率を維持したまま降水捕捉率の向上に努めていて、2021年2月の適中率実績は88%と高い水準を維持しています。(※3)
(※2)全予報数に対する「雨予報をして実際に雨が降った場合と、雨が降らない予報で実際に雨が降らなかった場合」合計の割合
(※3)降水捕捉率での評価と同じく気象庁の評価方法に準拠し、朝5時に発表された当日の天気マークを対象としています。対象地点は発表官署の所在している一次細分区域内のアメダスで、1日の積算降水量が1.0mm以上となった場合を「降水あり(雨雪)」としています。
ただ、この降水捕捉率はあらかじめ雨の予報を多く出しておけば、当たる確率が高くなります。極端なことを言うと、毎日全国に雨予報を出すと捕捉率は100%になるのです。
そこで、予報に偏りがないかを検証するために、雨が降る予報の時・雨が降らない予報の時の予報に対する評価である「適中率」も算出して監視しています。その結果、2021年2月のウェザーニュースの適中率は88%となり、大きく雨予報に偏った予報ではないと考えられます。
※降水捕捉率での評価と同じく気象庁の評価方法に準拠し、朝5時に発表された当日の天気マークを対象としています。対象地点は発表官署の所在している一次細分区域内のアメダスで、1日の積算降水量が1.0mm以上となった場合を「降水あり」としています。
この【適中率】とは、
・雨が降る予報のところは、雨が降ったら正解
・雨が降らない予報では、雨が降らなかったら正解
という、雨が降る・雨が降らない、それぞれの予報に対して評価をする指標です。
その結果、2021年2月のウェザーニュースの適中率は88%となりました。
※降水捕捉率での評価と同じく気象庁の評価方法に準拠し、朝5時に発表された当日の天気マークを対象としています。対象地点は発表官署の所在している一次細分区域内のアメダスで、1日の積算降水量が1.0mm以上となった場合を「降水あり」としています。
また、昨シーズンまではやや精度が劣っていた雪雲の流れ込みによる降水(降雪)の有無についても、現地にいる方から届くウェザーリポートや天気報告などによる実態の把握と、予報との差異分析を日々積み重ねることによって、その地域特有の変化や気圧配置ごとの特徴などがわかってきました。
ウェザーニュースでは、これらの情報や予報技術者の経験をコンピュータの計算過程に投入して合成することにより、従来よりも精度の高い天気予報を提供することが可能となっています。
<日本中を網羅する独自観測ネットワーク>
ウェザーニュースでは、全国に数多くいる会員の方(ウェザーリポーター)に、今いる場所の天気や現地の空の写真をリアルタイムに共有して頂いています。それに加え、独自観測機やライブカメラなど、合わせて1万3000地点の独自観測網もあるため、詳細に天気を把握することができています。
<複数の予測モデルに加え、日々の評価で予測アルゴリズムを最適化>
ウェザーニュースでは世界各国にある気象機関の気象予測モデルの計算に加え、独自の気象予測モデルによる計算結果も取り入れて、日々の天気予報を作っています。これを、上記の独自観測ネットワークで把握した各地の現在の天気情報などを用いて日々評価し、最も精度が高くなるようにチューニングを行っています。
2020年は日々評価したこのチューニングによって、天気のパターンごとに独自の天気予報を出すアルゴリズムがより確立されて、昨年よりも精度の高い予報をお伝えできるようになっています。
<1km四方ごとの超高密度な天気予報>
また、この独自のアルゴリズムで発表される天気予報は、1km四方ごとと非常に高解像度な予報として発表されます。さらに、地域ごとの天気の特徴(地域特性)をアルゴリズムに取り入れることで、通常は予測するのが難しい局地的な現象についても、より正確に予報に反映することができています。
降水範囲を広めに予測すれば雨や雪を捉えやすくなりますが、空振りが多くなってしまいます。
このため、今シーズンの降水(降雪)傾向を分析してシステムに学習させることによって、降水範囲を確実に予測。それによって空振りも減らすことで高い精度の予報を提供することができました。
【宇野沢 達也】
ウェザーニュース予報センター 気象予報士。千葉県旭市出身 自治体防災担当職員から転職し入社28年目。予報精度改善チームで予報業務および精度検証・改善を行っている。
降水捕捉率 検証方法説明(気象庁ホームページ) https://ift.tt/2YdwYUE
気象庁 天気予報検証結果 https://ift.tt/2Oo5bw8
April 01, 2021 at 01:05PM
https://ift.tt/3dq7YOx
ウェザーニュース 天気予報精度評価 2021年2月 - ウェザーニュース
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